2010年11月10日水曜日

エコ生活


日本は世界でも例外的に水が豊富な国だ。

その日本でもはるか昔から水を大切にしていた。
永平寺のお坊さんはおけ1杯の水で歯を磨き顔を隅々まで洗い、大切にすることを修行の中で学んできた。

生活の中で繰返しこのことを頭の片隅におきながら、生活の場面で実践してみると、本当に少量の水でもいろいろなことができる。

少し前、超節水洗濯機が話題になったが、いまやそれが当たり前である。水だけではなく洗剤も電力も節約になった。それまでの満杯の水が嘘みたいである。

それからというもの、生活のあらゆる場面で意識するようになってきた。

たとえば入浴。頭を洗う時には手桶一杯で一度目の洗いとすすぎ、2度目は同様に洗いとすすぎに加えさらにもう一杯で仕上げを完了する。

顔や手を洗うときは泡立つ最小限の水で手を湿らしたらすぐ蛇口を止める。蛇口に石鹸がつかないよう手の甲を使ってすすぎのハンドル操作をする。慣れれば実に巧みになる。

習慣というものは恐ろしいもので、家族が同じように実践して水道使用量がそれまでの半分!になってしまった。

実は日本のほとんどの市で累進的な料金体系になっている。つまり使えば使うほど単価が上がる仕組みになっている。理科系の人はグラフに描いてみればわかるが、直線的なグラフが右肩上がりの2次曲線となってしまうのだ。したがって極端に言って使用料が半分になれば料金は1/3くらいになってしまうのだ。

エコ意識は自己満足的なところもあるが、思わぬところで実利もある。

皆さんも実践してみてはいかがでしょうか。

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