2013年6月21日金曜日

NHKクローズアップ現代「“世界最高”の安全は実現できるのか」

【NHKクローズアップ現代「“世界最高”の安全は実現できるのか」】

原発再稼動を審査する基準が策定された。
世界最高と自画自賛をするが・・・・・

難燃でないと、火災になった時、過酷事故の原因になるという制御や電源のケーブルを一つの例にとり、「2000kmもあるので審査をするにしても、たった80人の規制庁では審査できない」という原子力規制委員会の言葉をさらりと無批判に伝えるNHK。
そして、「電力会社が自らの責任で・・・」とあらぬ方向に話を誘導する。
電力会社の自己責任なら、法体系そのものが崩れる。人員を徹底的に増やし、絶対に欠陥を見逃さず、原子力規制委員会と規制庁の責任でもって、本当に原発は 何万年何十万年規模の地震津波が来ても、どんな人為ミスをしても、絶対に原発事故は起きないようチェックする体制を整えるべき、と言うべきだ。官僚はもう 逃げ始めている。

もちろんそんな地震津波対策をしたら、原発は経済論理破綻し、原発そのものがもう廃炉になってしまうが。

NHKのクローズアップ現代の番組紹介ページにも「100%の安全がない」と書いている。
しかし、日本を滅ぼしかねない原発だけは100%の安全でなければ、認められない、と思うのが当然ではないか。
もう廃炉しかないと、基準は引導を与えているのだろう。