2010年9月2日木曜日

格が違う(民主党代表選公開討論会)


本日13時より民主党代表選公開討論会が行われた。
結論から言って菅氏と小沢氏では格が違うと強く感じた。
菅氏は用意してきた回答を思い出しながらもごもごと話すのに比べて、小沢氏の堂々たる回答ぶりは、日本で唯一国際的に通用する政治家という思いを強くした。
質問する記者は中立であらねばならないのに、陳腐化した「政治とカネ」攻撃、「健康問題」のクローズアップ、「短命内閣は国際的によくない」という先入観に満ちあふれる質問など、この国のマスコミは少しおかしいぞ、と思わせる態度だった。
しかしそういう偏った質問にも小沢氏は堂々と渡り合い、しつこい「政治とカネ」の質問にもみずからの潔白を堂々と再確認させ、なんら臆することなく、嫌がる表情も見せなかった対応は立派だった。
考えてみれば、この国のここ20年位の歴代首相は本当に小粒で政治屋という言葉の方がぴったりくる。とりわけ竹下みたいな利権屋、小泉みたいな対米属国屋、安倍のような投げ出し屋、森のようなとんでもない不適任も含めて、思い出せば出すほど気持ち悪い。
我々日本人はこんなにも謙虚で相手の気持ちを思いやる美しい心情を備え、家族愛に満ち溢れ、利益優先の企業にうたれても打たれても我慢強く、日に日に悪くなる経済情勢にひたすら耐えて、策略に満ちた米国にも感謝の念で対応してきた。
でももうここに至ってそろそろ何とかしないと、諸外国からも尊敬されなく経済的にも立ち行かなくなる。それはすべてアメリカの言うなりの政治に起因している。これからもアメリカとは親密に行くのは賛成だ。でも無理難題を吹っ掛けて日本の国益を害する要求にははっきりNOと言いたい。アメリカの国益のため無理難題を言うのはアメリカの自由だからこそ、こちらもしっかりと意見を言おう!それこそが対等な国同士の関係といえる。その上で策略をめぐらすのであれば、未然に対応する知恵を持とう。過去の悲しい歴史から大いに学ばなければならない。

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