2010年9月28日火曜日

議会リコール署名活動終了

財政健全化、庶民中心の政治、減税による経済の活性化を掲げて、圧倒的多数の市民の支持で当選した河村市長。
具体的に議員定数半減(75人→38人)議員報酬半減(年1600万円→800万円)、市民税10%減を1年限りでなく恒久化、地域委員会を新設して予算の使い方について地域の要望を直接吸い上げる条例を議会に上程したが、議会はことごとく反対ないし骨抜きにした。
市長選時に掲げたマニフェストのほとんどすべてに対して議会が反対するのは、信じられないことである。自分の身を切られるのは市民の身を切られる思いより痛いという気持ちが正直に出ているが、それでは公僕としての議員の態度としては、市民の理解を得られないだろう。

署名活動は支援者の組織の作戦ミスであろうか、最初はスローペースで大丈夫かというのが数字に出た。すなわち8月27日に開始して11日目(法定期間31日の35%経過)で55,245人(法定数36万6,000人の15%)しかなかった。その後18日目(58%)で15万5,245人(42%)、27日目(87%)で30万0,895人(82%)でだんだん追い上げてはきたが、無効署名があるので10%見込んでも40万人以上は必要と考えるとぎりぎりであろうか。これから提出→審査と約1カ月の期間がかかるので、それまで気が気でない。これだけ皆が頑張って、駄目だったではあきらめきれない。

過ぎたことではあるが、活動を始める前から作戦をたて、受任者に徹底すべきだった。たとえばまず街頭署名活動場所を市内すべての駅と公共場所に設置かつ市民に広報して活動、状況を見ながら区域割りを決めて一軒一軒まわるじゅうたん作戦を併用するなど、素人にも考えられることだ。

実際には大多数の受任者には連絡が来ずおかしいなと思っていたところ、組織に近い人が苦労しながら署名を集めたが、回り切れずSOSを知人に言ってきたことから、活動がめいめいばらばらで徹底されていないのがわかった。
でもすごいのはこんなにも稚拙な作戦でありながら、最後の追い込みでなんとかゴールしたということだ。
これはやはり多くの市民が「市政はこのままではいけない」という危機感を持ったことによるものだ。市民のための市政であることを考えないで、自分の保身を中心に据えたギアの切り替えができない多くの議員さんはぜひこれを機会に反省してほしい。

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