2010年12月14日火曜日

おかしな建築たち⑤

今日もどちらかというと構造物ですね。
自転車で走っていると車道の段差が気になりますが、こんなのがありました。

写真の右側が短いので少し見にくいのですが、この縁石の長さは1mくらいしかありません。歩道の形式には2種類あって、車路より高くなっているものと車道とフラットで縁石だけが突出しているものです。ここは混在しています。

ちょうどフラットなところに人が歩いていたので、それを避けたら危うく自転車で突っ込むところでした。
人が引っ掛かりやすい罠は道路にはたくさんあるのですが、これは際立っています。

どうしてこんな縁石ができたのでしょうか。
たぶんそれはお役所には道路の作り方のマニュアルが原因しているのでしょう。道路の具体的な事情を勘案しないで、それに沿って機械的に作るとこうなります。

かれらは現場の状況に合わせて作ると上司に怒られるのでしょうね。お役所仕事にかぎらず組織が大きくなると本来の意味を忘れて規則が独り歩きする弊害が出てくるものです。

写真をよく見るとくだんの縁石にはタイヤのこすった跡がいっぱいついています。みんなに迷惑がられる縁石も「なぜ俺はここにいるのだ」と自問自答しているのかもしれません。

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