2012年2月27日月曜日

シリア報道の偏向を続けるメディア

NHKのきょうのニュース「シリアで国民投票 弾圧は続く」

しかし一方でこんな情報もあり、以下のように欧米メディアの偏向を伝えています。
【転載】
[欧米メディアの偏向・捏造報道]
デモ参加者の数を大げさに書くのはまだかわいい方で、とにかくその偏向ぶりは目に余る。もちろん国営通信の報道も、政府に都合の良いニュースしか流さないが、アルジャジーラやアルアラビーヤなどは完全な工作機関。

5月頃、豪ABCが、ロイターの報道姿勢に疑問を呈し、質問状を送りつけた。その回答でロイターは、反政府派の動画を事実なのか検証せずに流し、捏造だった場合は後でこっそり削除していたことを認めた。ドイツのメディアもイラクでの虐殺動画をシリアで撮影と嘘の報道(後で間違いだったと認めたが…)
このように、デモ初期段階から欧米の偏向報道は知られていたにも関わらず、その後もいっこうに偏向・捏造報道は止まず、もともとアメリカ寄りの報道しか流さない日本のメディアも同様で、それを鵜呑みにする輩の多いこと!(イラクの大量破壊兵器で経験済みなのに…)

中東専門家を名乗る、元外交官というのがウリのブロガーは、アルジャジーラとクドゥス・アラビーの記事を鵜呑みにして(インターネット時代なのだから、各国のニュースが読めるだろうに…)、シリア政府=国民を弾圧するどうしもようもない政府と決めつけ、偏った意見しか書かない。「専門家」を名乗るなら、もうちょっと情報を精査しろ!
自称・ジャーナリストのブロガーも、デモ発生当初から反政府派に肩入れした意見しか書かない。しかも「軍が寝返った」といった反政府派が流すガセを信じてはしゃぐような輩。明らかな捏造写真を信じて掲載しているし…恥ずかしくないのかね?

年が明けて、少しは欧米の報道に疑問を持つ人々が出始めたが(欧米が言うように政府が国民を殺しまくっているのなら、大統領の支持率が下がらないのはおかしいでしょ)、様々な情報に目を通して判断しているなぁと思わせる人は、ほんの数人。
捏造、偏向報道の数々…

・報道で流れる死者の数は、反政府派が流す情報のみで語られる。しかもその情報も「目撃者」を名乗る人物の証言のみ。そもそもシリア人権監視団なる組織そのものが実態のない幽霊団体。
・現在のシリアに於ける犠牲者は、大半が反政府派のテロ攻撃によるもの。あとは政府軍と反政府派の戦闘で亡くなったテロリストと軍の殉職者なのだが、欧米の報道ではその全てが政府の弾圧の死者数として報告される。
・政府軍は軍事地帯宣言をした後に攻撃に移っており、一般市民はとうに避難しているわけで、その戦闘で亡くなる人物は武装集団の一員なのだが、「市民の犠牲者」とカウントされる。
・密入国して、反政府派武装集団と行動を共にして亡くなったジャーナリストを悲劇のヒーローに仕立てる。
・デモ参加者数が、その地域の全人口よりも多い。広場に集まったデモ隊の数は、少なく見積もっても1㎡あたり150人いた計算になる。オイオイ…
・反政府デモの動画をアルジャジーラが高く買ってくれるので、30分ほどデモのまねごとをして、動画だけ撮って解散するようなデモが多かった。
・政府支持のデモの動画をコンピュータ処理して反政府デモのように見せかけていた。
・過去のイラクやパレスチナでの虐殺写真を、シリアで撮影したとして掲載。
・寝返って「自由シリア軍」にいるはずの男が、市民を弾圧する政府軍の一員としてビデオに映っている。しかも軍人のすぐ近くで手ぶれもなく撮影されている…
・国際的な人権団体も、少女が政府に惨殺されたなどという嘘の情報を流す。惨殺されたはずの少女がテレビに登場して証言。
【転載終了】

2つの情報が相反する場合、どちらが正しいのか比較しなければならないが、欧米メディアがこれらの情報を無視し弁明しないことから考えてのが、偏向しているのを反論できないと考えるのが自然であります。

NHKは国民から受信料を徴収していますので、国民に対して真実を伝える義務があります。にもかかわらず、まったく一方的であり、「良心」「報道倫理」「正義」というものを感じさせません。
冒頭の報道でもシリア情勢について、次のような表現をしています。

「市民の反発は強まる一方」「住宅地を無差別に砲撃」「民主化に取り組む姿勢を示すことで、内外の批判をかわそうというねらい」

この報道だけを見ている人は本当にそう思うでしょう。しかも日本の大手メディアはことごとくこの手の報道を繰り返しています。日本人は嘘を本当と信じてしまうのです。全く怖ろしい事態です。

なぜ偏向しているのかを素朴な人は疑問に思うでしょう。

それはわかりません。米がかつてのイラクのようにシリアのアサド大統領を武力で倒し、親米政権を樹立させたがっていると考えると、大手メディアはあえてその動きに同調している考えるほかありません。

その姿勢は、あたかもガキ大将が自分に従わない子供を屈服させるため、他の子を巻き込んでいじめているようです。子供の勢力争いならまだおとなは余裕がありますが、一国の国民の一人一人の「いのち」を思う時、覇権主義の大国も、その側にたって一方的報道をする大メディアも、残酷な行為に加担していると考えざるを得ません。

NHKにいいます。

国民の真実を知る権利の為に、社会正義の為に、真実の報道をせよ!

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