2月20日、河村名古屋市長が定例記者会見で「南京大虐殺はなかったのではないか」と発言した(河村市長会見記事(中日新聞))ことがきっかけで、中国南京市から21日交流停止を発表されました。(中日新聞記事)
南京大虐殺は以前は中国からと国内の一部マスコミや政治勢力から、さも事実であるかのような報道や発表がなされました。その後の各界からの研究や分析で、「証拠」として使われた写真が実際は内戦や軍閥同士の争いなど場面やときには合成写真も多かったのです。
いまではほとんど捏造とされていますが、この元になったのは、フリーメーソンと言われているアイリス・チャンの著作からで、意図的に作られ、また政治的に中国・アメリカから使われ、さらには朝日新聞など日本のマスコミからも、事実のように報道された経緯がありました。そのため日本でも一時は教科書でも取り上げられた位の悪影響がありました。
いまではそれが事実でなかった証拠はインターネットでそのことは簡単に手に入ります。
一例をあげます。「南京大虐殺は捏造だった/自虐史観払拭」
ではなぜいまだに中国はそれを言い続けるのでしょう。
それは日本人の感覚からは信じられないことですが、彼らは自国の利益を第一優先にして、有利な材料はたとえ嘘でも声高に言うのです。これは決して中国ばかりではなく、アメリカもロシアも韓国も、皆そうです。とくに領土がからむとそれがよくわかります。尖閣列島・竹島・北方領土など、最近の事件や出来事が表しています。
日本人は本当にひとがよく、隣人にはよき人間でありたい、礼節を持って接したい、と思うのをそのまま外交交渉でも右へならえをしてしまうのです。
天性の外交べたであるのは昔からです。それを良しとしてはいけません。策略にかかるからです。太平洋戦争開戦となった「真珠湾」も今ではルーズベルト大統領の思惑通りであったことがわかっています。二度とこのようなことがあってはいけないと思ったら、もっと「外交上手」にならなくてはいけません。
そうです、外交はよき隣人関係ではありません。いかに礼儀正しく自国の利益を主張するかです。「相手の気持ちを傷つけたらダメ」と思った時点でもう外交交渉は負けなんです。これは世界的ルール。負け犬であり続けるならそれでいいのですが、国民を不幸にしてはダメ。いい加減政治家も官僚も国民も気づいてほしいと思います。
河村市長は根がまっすぐで正直な人ですので、痛いほど気持ちはわかりますが、ぜひとも「南京大虐殺」は彼らの外交アイテムということを理解し、こちらからは白黒つけようとせず、言われたら礼節を持って反論する程度の「オトナ」の態度で付き合えばいいと思います。
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