2010年7月27日火曜日

世界のやまちゃん


さきほど世界のやまちゃん会長山本重雄氏の講演を長者町の本丸店で聞きました。
冗談もはにかみながら交え、わかりやすい語り口で、素朴な人柄をほうふつとさせる講演でした。
「世界のやまちゃん」「幻の手羽先」という圧倒的に知れ渡ったネーミングは実はお客さんや従業員からの提案だったとのこと。ネーミングの絶大な効果に後で気づき、本人が頑張ってつけた「魚っとやまちゃん」という海鮮居酒屋や「おてんバー」という女性スタッフばかりの居酒屋はヒットしなかったらしいです。
またあるときから、残業代をたくさん払っても社員がなが続きしなかったことが原因で、自分のモチベーションと社員のそれとが一緒になるべく模索し、社員教育の重要性に気づいて実践しているとのこと。
途中「自分のため、社員のため」という言葉がでてきて、いい会社の手本が聞けるかと期待しましたが、「ビジネスの神髄は親孝行なり」とか「叱ることは強く教育すること」が結論で、なんとなくわかったようなわからないような、そんな不完全燃焼の気持ちが残りました。
余談ですが、ご本人のお顔は、中村雅俊に似たやまちゃんのイラストより痩せた感じでちょっと似てない印象が少し気になりました。

2010年7月26日月曜日

ねじれ国会

つくづく人(自分)は勝手ないきものだと思う。過去政権のときはねじれをしてやったりと思い、支持する現政権になったら、ねじれはやりにくいので何とかならないかと。
もちろんそれは政策を実現できないと、変動する世界に対応し、混迷する日本をなんとかいい方向に向けるため、政策は絶対だと思うからだ。

たぶん流動層が、突如消費税増税を掲げた菅総理にNOの意思表示をしたことが原因である可能性が高い。いわゆるお灸を据えた感覚に近いと思う。
他の国に目を向けると、大統領制をとっている国は安定した政策を実現するため、相当の権力与えていて、仮にプライベートなことで汚点をつけても、国の政策実行を優先し、それ以上の追求を世論も議会もやめてしまうようなことが多い。フランスのサルコジしかり、アメリカのクリントンしかり。
日本はそうはいかない。古くは自民党の宇野氏(あまりの短命に記憶にない方が多いかも)が思い起こされるが、性スキャンダルのみならず、余りにいろいろな揚げ足取りで、日本の政権の短さは最近とみに目立つ。
これでは日本の国益に反することにそろそろ国民は気づいてほしいと思う。
経済も基地問題もすべて外交が絡むからだ。日本がおたおたしているのを喜ぶ他国は多い。

2010年7月19日月曜日

がんばれ、みんな

世の中には60%の頑張って働いている人がいる。でもその人は世渡り下手なので、いい暮らしどころか、明日の仕事にすら不安を抱いている。
他の職業のかたは?
公務員:雇用は超安定だ。目立たないよう当り障りのないよう、ひたすら日々をこなしていけば、手厚い恩給と幸せな老後が待っている。日本をなんとかしよう、地方をなんとかしようなどとあまり考えない。
大企業社長:自分の身は安泰なので当らず障らず。大企業の役員や管理職:株価が値下がりしないよう、短期的な収益をなんとかよくしようと下のものをこき使い、自分の保身を考えておる。
政治家:本当ならなんとかして、日本の閉塞状態を脱却する政策を実行しなくてはならないが、長期的なビジョンはおろか政策論議すら進めようとせず、他の党をこきおろし、議席を確保することばかり考えている。
普通の自営業者:なんとか社員の雇用を確保しよう、仕事が切れないようぎりぎりのコストで頑張っているが、取引先企業(主に大企業)の一言で息も絶え絶えになる。
先端的自営業:いわゆるベンチャーであるが、資本がなかなか集まりにくいので、四苦八苦。挙句の果て庇を貸して母屋を乗っ取られることが多い。銀行など機関投資家は乗っ取った後、とにかく収益を上げさせるべく内容はわからないのに、あれこれ難癖をつけ、角を矯めて牛を殺すような行動をする。
銀行:本来は事業の内容を理解し社長の人柄を熟知して企業を育てるのだが、目先の収益だけを気にして疑心暗擬に陥り、投資回収だけを目的に活動している。
詐欺まがい自営業:論外だが常に一定割合いる。この世の中を利用しつつ、ひと稼ぎしようとあの手この手を考えている。
ホームレス:人に害を与えないよう、ささやかに都会で自給自足で生きていくも、知らず知らず人に迷惑がられてしまう。自然の中で暮らしていればもっと幸せかもしれない。
普通の資産家:なんとか家賃・地代だけで楽な暮らしができたのに、最近は空き家も多く建物も償却していないのに返済がかなり負担になってきた。
超資産家:不動産は目減りしてきたが、相場にかなり影響力があるので、巧みに資産運用をして、株価や為替相場の上下だけで資産を増やす。国やブラックな世界に影響力があるので、情報を得ることは朝飯前。
志のある人はお金も力もなく、社会をなんとかしなければならない役割を持っている人は目先のことばかり考えている。
閉塞状態を打破できるのは、やはり社会に大きな役割を果たしている大企業だ。自らの社会的役割を自覚し、投資家の方ばかり向くのではなく「社員のしあわせ」を第一に考えてほしい。
銀行は本当に志のある企業家を育てるのが大事で、目先の収益ばかり追わないでほしい。
明治の企業家「渋沢栄一」をみよ!
「日本」のために一肌脱いでほしい。

2010年7月11日日曜日

生きる喜び=ゆったりと暮らすこと

かつてこんなにもエネルギーを使う時代があっただろうか。
それはすなわちCO2の増加を招き、かつて地球が経験した事のない急激な環境変化を引き起こしている。
便利さを追求しすぎた結果、物を大切にしなくなり、運動はしなくなり、効率ばかり考え、何でも早く早く処理しようと突っ走る。
本当にそれがひとの幸せな姿だろうか。昔の人は幸せではなかったのか。
いや全く逆だと思う。スピード社会はストレスやうつ病などを引き起こした。貧富の差を大きくした。ひとの仕事を単に金儲けの手段としか考えなくなった。
昔のひとは自然とともに暮らし、自身の手でできる仕事をし、自然から得られる食べ物を味わい、家族とともに暮らす喜びを素直に感じて、日々を暮らしていた。仕事はは生きがいである。暮らしはあまり豊かではなかったが、必要なものは自然から材料を得て、自分で作っていた。

いまから昔の生活に戻れということではない。「便利さとスピードにどっぷりつかって当たり前としてきた暮らしを少し見つめなおしてください」ということだ。
あすからやってみましょう、自分の足で歩くことのたのしさを見つけ、あくせくあわただしく暮らすことを少しだけ見つめなおす、自分のしごととは自分のやれることで他人に喜びを与えることだと発見すること、、、

2010年7月3日土曜日

ひとの幸せとは

ツレと朝からこんな議論を、、、あくせく働いてたくさんお金を稼ぐ方が幸せか、貧乏でも日が明るいうち働いて、夕なずみのうちに家路につき、ときどきは近所の友人と酒を酌み交わす暮らしが幸せか。
結論はその人その人が満足と思う方だね、ということになった。(あたりまえか)
最近は会社からストレスを蓄積させられ、期せず自分を痛める人が多くなってきた。その人には会社に勤めるしか選択肢はないと思っているかもしれないけど、自分を痛めるくらいなら、社員にストレスばかりをかける会社なら、やめてしまえ、と言いたい。
一生懸命やってきた人にはなにか人に求められるものがあるはず。それはすなわちその人の「しごと」であり、「しごと」には必ず報酬がついて回る。その「しごと」がその人にとって好きなことならなおさらgood!
たいていの人は「誰かが喜ぶのを見るのがすき!」という本能を持っているので、特別な才能がなくてもそれが「しごと」になる根源です。それは人類が物々交換をしてきた時代から連綿と現代まで続いてきた「しごと」の本質であり、「会社」というのはそれをやりやすくするために、みんなで作った組織なはず。それがいつの間にか「集金マシーン」になったり、特定のひとだけを幸せにして、ほとんどの社員が無理をしていたり、「しごと」もできないのに要領のいい社員だけがそのおこぼれにあずかっている、なんて会社がやたら多い!
最後に強調したい。会社は社員が幸せになるためにある!
のうのうと好きなことだけして、社員をシゴクことしか考えていない社長は、能力があり社員の幸せを顧みる人にまかせて、さっさと会社をやめちまえ。といいたい。