2011年12月25日日曜日

淡々と官僚仕事をこなす野田内閣は崩壊寸前

およそこの内閣ほど「民心」から遠い政権はかつてなかった。

嘘の「福島第一原発冷温停止宣言」をし、着々と増税シナリオをこなし、平気で09総選挙マニフェストをことごとく破り、こんな内閣はもう怒り心頭の声(ツイッター・ブログ)がいっぱいだ。

歴史の世界ではこういう時は「革命」になる。日本では「一揆」「打ち毀し」になる。今の日本人はおとなしいと高をくくっている野田首相=官僚は一切そういう心配はしていないように見える。
おそらく民主党は議席数を大幅に減らし、まさか自分たちは落ちないだろう、むしろマニフェストを信奉する議員が落ちて、自分たち幹部は安泰、自民党が少々議席を伸ばしても、それは読み込み済み、とでも考えている節が見られる。

とんでもない。今の総選挙の小選挙区制度でいえば、一気に現執行部の大半が落選する。そして新しい政党が地味ながら「民心」にしたがって、腐りきった官僚支配制度を変えていく。

課題は多い。
まず「原発収束」と並行して、東電・経産省に特別捜査チーム(なれ合いでない国会議員・正しい使命感を持った検察・真の学者・純粋な民間人)が編成され、証拠保全とてきぱきと正しく「真の原発事故原因」究明と、最終的に「警告を無視し事故回避のチャンスを放棄した人間」「嘘で塗り固め、正しい操作をせず爆発させた責任者」をはじめとした「犯罪者」をはっきりさせる。
これが今後のあらゆる事故を防ぐ唯一の方法だ。

それから官僚機構がお金を使う仕組みを徹底的に明らかにし、歳出を抑え、最終的には官僚が日本を牛耳るシステムを解体していく。
具体的には「予算執行の実権はく奪」「人事権の完全独立」「天下りなどお金を浪費する仕組みの排除」を実行する法律をつくり、官僚機構を解体。

次に国債を零にする予算編成を可能にするため、政府と民間ボランティア政策集団の連携のシステム確立。そして何より、日本を安定的・持続的しかし成長神話でない、現実に即した国創りを実現することが必要である。もちろん広く国民・企業・あらゆる集団共公平に痛みは伴う。弱者に留意した上で、あくまで公平に。

並行して新しいエネルギー政策、中小企業などそれぞれの地域活性化を担うグループの活動をしやすくする場作り、農業・林業・漁業生産の安定化など、あらゆる分野での新しい仕組み・場作りが待っている。

すべてはばらまきでなく、人材活用と広報と具体的物資支援で自治体がフォローし、大きな方針(持続的・安定的・地域優先・民間活用・自治体バックアップ・大企業銀行利益はなるべく避ける)を守り、当初は試行錯誤でも、毎年検証し広報し次につなげていく仕組みを確立してゆく。

日本人なら可能だ。大企業・銀行・官僚など一部の既得権益者に偏在しているお金の流れを、広く毛細血管に行きわたらせるようにすこしづつ、だが確実に日本を変えていかなければならない、と私は思う。

2 件のコメント:

  1. 西岡様

     今日は、お疲れ様でした。
     1.5時間立ちっぱなしの後の、爽快感と
     皆で会食出来た一体感は、素晴らしい経験でしたね^^
     これからも、大ナゴヤでよろしくお願いします~
     
    村中 尚樹

    返信削除
  2. こちらこそ、ありがとうございました。
    今後ともよろしくお願いします。

    返信削除