2010年6月6日日曜日

菅新首相誕生

菅新首相の誕生とともに民主党支持率急進。(20%→36%)
執行部(小沢氏?)の思惑がまんまと当たった感じだ。参院選に大きな影響を及ぼすので、この作戦の価値はとにかく大きい。
このところ、民主党の戦略は選挙対策が第一で、またその作戦はよく当たる。それはそれで政策実行のしやすい環境が整ったので、私としては歓迎したい。
しかし問題はこれからである。菅氏は自分の主張を通す頑固な性格の様だが、それもリーダーの素質としては歓迎できる。問題というのは、民主党の万人受けのマニフェストにある。財源がはっきりしないばらまきでは、ますます財政赤字が膨らむ。次世代につけを回すのは何としてでも避けたい。かといって今ばらまいてそれが経済成長につながる、いずれ税収が上がるというのは、いかにも自民党政権の2番煎じで時代遅れな政策だ。
大切なのはこれからの日本社会のビジョンを見据えた、基本的な社会設計をもった政策を立案し、一つ一つ実行してほしいということ。大きな視点があれば、ここの政策決定もぶれない。私が菅新首相に臨みたいことはその1点である。脱小沢が基本政策ではあまりにも空しい。

1 件のコメント:

  1. その後のブログを読んでいてくれる読者にはわかると思いますが、ここで批判している「ばらまき」は経済活性効果と少子化対策に有効であると方針転換しました。「財政赤字」脱却も大事ですが、増税をもくろむ官僚のシナリオに右へならえしようとしている菅政権と自民党には危険性を感じます。ここで増税をしたらますます経済は冷え、税収は落ち込みます。逆に今は特別会計を俎上に上げ、官僚の無駄をとことん追求したうえで、経済活性化に効果がある政策にコストをかけることが重要です。

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